代表戦マッチレポート

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( 代表戦マッチレポートについて)

岡田監督
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2010-02-17

サッカー日本代表よ EUROに学べ!!

「エリア内にいる味方が
 フリーでシュートを打てる状態」



このキーワードを頭に入れつつ
まずこの動画を見て下さい
2008年7月24日
U-23日本代表対Uー23オーストラリア代表の試合です
動画タイム04:35~05:57のところです。



図1
image u-23Japan vs u-23Australia 01.jpg


日本がオーストラリア陣地の


左サイドに攻め込んでいる状態です
長友スローインで、
走り込んでボールをもらいに来た細貝へ渡します。


細貝がボールをキープし、
スローインを投げた長友は下がって行き


さらにその後方左サイドに香川がボールをもらいに動いています


細貝は香川にバックパス
それを見て中央にいた本田圭もやや左サイドへ動き


香川は本田圭にパス&ゴー
ボールを受けた本田圭は
ワンタッチで走りこんで来る香川に落として


香川はダイレクトで
右サイドを駆け上がって来た内田にパス
というところでしたが・・・


香川が内田に出したパスは相手のDFに当たっています。
そのこぼれ球を内田が拾いました。


これ・・・この後、内田が拾って
しかも、その後、ゴールに繋がっているからいいものの
もし、相手DFにパスカットされていたら、
一気にカウンターをくらうところでした


動画で見る限りは内田はフリーの状態
けっこうイージーミスのように思えますが・・・
代表にも選出されている香川
ここは結果的にはことなきを得たけど
香川には、今後、気をつけてもらいたいところです。


図2
japan vs australia 02.jpg


内田がボールをキープしてドリブルで仕掛けようとしている時の位置関係です。
そして、ここから
図3
japan vs australia 03.jpg


まず、本田圭が右サイドへ流れます。
本田圭が動いたところにスペースが生まれました。


そこへ、
さらに 森本も右へ流れてきます


内田はドリブルで仕掛けながら、李へパス&ゴー
李のプレーは・・・


森本が来ているのを
察知してスルーしたのか


スルスルっと上がって来た
香川に左インサイドで流そうとしたのが失敗したのか・・・


リアルタイムで見た時は、
森本が来ているのを察知してスルーしたと思っていましたが


あらためてスローでじっくり見ると、
ちょっと左インサイドで触っているような・・・
どっちだかわからなくなってきました。
ここでは森本へ狙ってスルーもしくは流したとします。


森本は・・・
李がスルーするのを完全に
感じとっていたわけではないようですが


ボールが自分のところに
出てきそうな予感はしていたのでしょう。


で、森本はその李からのボールを
相手DFを背負ってキープして


スルスルっと上がって来た
香川へちょこんと出しました


ナイス“ポストプレー”です。


香川はワンタッチでコントロールして
落ち着いてゴール左スミへ流し込んで


ゴーーーーーーール!!!です。


ワンタッチしてから
シュートまでのタイミングも速いですね。
このへんは香川のセンスの良さを感じます。


この試合はリアルタイムで一人でテレビ観戦でしたが
思わず「おーー!!」と叫んでしまいました。
久しぶりに代表の試合で、いいゴールを見たなと。


よく


3人目の動き


そう言う言葉を聞くと思いますが
ボールを持った選手から
3人目、4人目とボールが渡ったり、絡めば
それだけ連動したことになり


さらに、それは俊輔がよく言う


イメージの共有


これがなければできないわけで


このゴール、
実際にボールに絡んだのは
内田、、李、森本、香川でしたが


本田が右サイドに動いたことによって
生まれたスペースに李が来て


李がいたスペースに森本
森本のいたスペースあたりに香川が2列目から


あと、内田のパス&ゴーからのフリーラン
李、森本も相手DFのマークがきつければ、
内田にパスすることもできたでしょう。
実際、内田はフリーでした。


ということで


・3人目以上の動き  
・連動性
・イメージの共有

 
これらの要素を持った素晴らしいゴールではないでしょうか。


・決定力が足りない
・個人で局面を打開できない
・相手ゴール前でボールが収まらない
クロスの質が悪い
・ミドルシュートが入らない
フィジカルが劣る


現状の代表の弱点を挙げればまだまだありますが・・・
一番の弱点は


決定力不足


でしょうか!?


元々、点の入りにくいスポーツだし
結構、世界中のどの国でもいわれてること


・10回決定機があってそのうち1回決めて1-0で勝った場合
・1回の決定機があってその1回を決めて1-0で勝った場合


後者のほうが決定力がある!?


となると、決定力というよりは得点力不足?
いやいや今の日本はただの実力不足!?


ボールは回るが、崩せない


一言で言うとこんな感じでしょうか。


岡田監督


「とにかく、チャンスの数を増やすしかない」


なにをもって決定機とするか?


「右サイドで密集を作れば、
 左サイドにスペースができる
 サイドチェンジを使えば、
 チャンスになる・・・。本当だろうか。
 

『中村俊輔、見事なサイドチェンジだ!』と、
 テレビのアナウンサーがいくら絶叫しても、
 一向にゴールの予感が漂って来ない。
 その先の展開が読めてしまうからだ。


 フリーになった選手が
 自らゴール前に切れ込んで相手の守備網にかかる、
 あるいは縦に持ち出してクロスを上げるが、味方に届かず。
 およそ、そんなとこだろう。
 

 日本にとっての、決定機とは何か。
 『エリア内にいる味方が、フリーでシュートを打てる状態』
 それをつくって初めてチャンスと呼べるわけだ」

 (SM 2008.7.15 通算1196号より)


『エリア内にいる味方が、フリーでシュートを打てる状態』


みなさんはこれをどう思うでしょうか?


・なるほどその通り
・それが出来たら苦労しないよ


管理人は、それが出来たら苦労しないよ
どの国もそれを目指してやってんじゃないの?
そんな簡単に出来たら・・・と思ってしまいましたが。


前述した日本代表の弱点・・・
今すぐどうなるものでもありません。


・絶対的なストライカーがいる
・ドリブルで2,3人抜いてシュートを打てる
・質のいいクロスが上がる
・クロス上がって屈強な相手DFに競り勝つ
・強烈なミドル、ロングシュートを打てる


現状ではどれも難しい・・・
そうなると・・・


『エリア内にいる味方が、フリーでシュートを打てる状態』


まさに、このゴールがそうではないでしょうか。


あ、これだ!!
思わず叫んでしまいました。


今の日本代表は現状ではこういうシーンを
数多く作っていくしかないのかなと


ということで
最近の代表での


「エリア内にいる味方が
  フリーでシュートを打てる状態」



これを具現化したゴールの1つとして
2008年10月15日
2010年ワールドカップアジア最終予選の対ウズベキスタン戦の
こちらのゴールを
動画タイム00:58~




相手陣地に攻め込んでいる時で
闘莉王から、俊輔にパスで図4の状態。
図4
image japan vs uzubekisutan 01.jpg


この時点で、
相手陣地に日本側が10人
相手はフィールドプレーヤー全員が
自分の陣地に戻っています。
かなり守備的です。


前を向いた俊輔
ここで前線の3人が一斉に走り出します
図5
image japan vs uzubekisutan 02.jpg


俊輔は、大久保の前方のスペースにピンポイントクロス


大久保は走りこみながら
スライディングでダイレクトで・・・
シュートor玉田に折り返し
同じく走りこんできた玉田がゴーーーール!!!


某サッカー番組で俊輔が言っていましたが


ボールをもらって、前を向いた瞬間に
大久保が走りこむスペースが見えたそうです。


そこへ大久保が走りこむイメージも。
クロスを出した瞬間は、
ちょっと厳しいかな
なんて思ったみたいで


大久保よく追いついてくれた
そんなようなことを言ってました。


大久保にも走りこむ自分に、クロスが来る
俊輔なら出してくれる
そんなイメージの共有があったのでしょう。


大久保が実際シュートを打ったのか
玉田に折り返したのかはわかりませんが
どっちにしても、
ちょっとダフッて、ジャストミートはしていないような・・・


しかしこれは、キャプテン翼の新田瞬の得意技


ノートラップランニングボレー隼シュートならぬ


ノートラップランニングスライディングボレー隼シュートばりの


トップスピードで走りこみ
スライディングしながらクロスボールを
しかも手前でショートバウンドして
インパクトするという、かなり高度な技です。


とにかく、よく折り返した大久保!


結果的にはボールをゴールに押し込むだけの玉田
同じような場面に遭遇したとしたら、
あれなら誰でも決められるでしょう
でも、ストライカーは


そこにいること


それが重要なわけで
玉田には、大久保がクロスに追いつき


・シュートを打ってこぼれたら詰める
・自分に折り返してくれる


そういうイメージがあったのでしょう。


しかも、このゴール


左右の揺さ振り


これをやってるから
DFとしては非常に守りづらい。


さらに、ゴール真正面でゴールラインからの距離も間近ですが
玉田はまさに


「エリア内にいる味方が、フリーでシュートを打てる状態」


これもいいゴールです。


代表ではないのですが
FIFAクラブワールドカップ2008での
ガンバ大阪アデレード戦の遠藤のゴールも素晴らしかったです。
動画タイム01:04からのところです
 




図6
image endougo-ru01.jpg
左サイドの安田がドリブルでつっかけて
相手DFも二人掛かりで止めに来たので
後方の遠藤に戻したところです。


図7
image endougo-ru02.jpg


ここから遠藤が中央の明神にパス
明神はドリブルで少し前に進み
前方の二川にパス
二川はわざと浮かしたのかトラップをミスったのか
この時、播戸が右斜めに動き出しています。


二川はとにかく浮いたボールを
播戸にふわりと浮玉パス


播戸はそれをヘディングで中央へ落とし
そこはスペースが空いていて
そこに走りこんで来たのは遠藤!!


遠藤はGKの股を抜きゴール!!!!!


播戸へ
浮かしたパスを出した
二川のセンス


走りこんで来て
無理な体勢で遠藤に落とした
播戸のヘディング


3列目から攻撃の起点となるパスを出して
走りこんでいた遠藤


・連動性
・イメージの共有
・3列目からの飛び出し


そして


「エリア内にいる味方が、フリーでシュートを打てる状態」です。


攻撃的なガンバ大阪が見せてくれた素晴らしいゴールでした。


そして、今回の本題が
サッカーマガジン(SM) 通産1196号


「日本代表よ EUROに学べ!」


表紙が上記のようなタイトルだったので
学べたら苦労しねーよと
一人ツッコミをいれつつ
ジャケ買いしましたが・・・


EURO2008
世界最高峰のプレーの数々
深夜の放送にも関わらず見入ってしまい
寝不足の夜が続きましたが
みなさんはどうでしたでしょうか?


グループリーグが終了した時点で
魅力的なチームは
オランダスペインでした。
オランダは
両サイドにワイドに
開いたサイドアタッカーを擁する
伝統的な攻撃的スタイル


スペインは
毎回優勝候補に挙げられながら
攻撃的な、パスがよく回る
魅力的なサッカーはするけど
好成績は残せずという感じでしたが
今大会はいけるかな、という感じでした。


決勝戦のカードは、ドイツ対スペイン


中西哲生氏曰く


現実的なサッカー(ドイツ)対理想的なサッカー(スペイン)の戦い。


日本人じゃなく、欧州人だったら
日本代表の試合なんて見ないでしょ
といいつつ
愛して止まないサッカー日本代表


今大会でもっとも日本代表が学ぶべき・・・
学んでほしい国・・・
日本が手本とできる国はどこでしょうか?


管理人的にはスペインがいいです。


他の国はやはりフィジカルが日本人とは違うし。


「『クアトロ・フゴーネス(4人の創造者)』と名づけられた
シャビ
イニエスタ
シルバ
ファブレガス
という4人のゲームメーカーを中心とした華麗なパスサッカーは
予想以上に大会を席巻した。」



という評価がありました。


「スペインに学ぶなら」


SMのほうではトップページがこのタイトルでした。


西部謙司氏(サッカージャーナリスト)の
「ゴールのあとの祭り」というコラムです。


「われらが日本代表にも大いに参考になった大会だと思う
 体格やプレースタイルが似ているスペインは特にそうだ」



図1
クアトロ・フゴーネス擁するスペインの基本フォーメーションです。
imagesupeinsutamen1.jpg


図2
ビジャが負傷欠場した決勝戦のフォーメーション
supeinsutamen2.jpg


『クアトロ・フゴーネス(4人の創造者)』
といっても全試合スタメンから
4人同時というわけではないようでしたが


前線の平均身長は170cm後半
このへんは日本と似ています。
(テクニックは遠く及びませんが・・・)


「スペインの長所はボールポゼッションだ。
1タッチ、2タッチのパスワークは実に滑らか。
(クアトロ・フゴーネスの4人は)いずれも体格は大きくない。
ところがファーストタッチのうまさ、
体の向きを変えるピボットの的確さ
パスを受けるポジショニングの良さで、
巧みにフィジカルコンタクトを回避していた。


ハードワークは現代サッカーの潮流だが、
プレッシングをはぐらかすパスワークは格別だった。」

(ピボット・・・この場合は“回転”的な意味だと思います)


日本代表と世界との差の話をすると
どうしても


フィジカルが弱い


この言葉がつきまといます。


スペインをお手本にするというか
フィジカルの強い国はお手本にできないというか・・・


そんなわけで、グループリーグ終了時点で
なんとしてもそんなスペインに優勝してもらいたかった。



これはフィジカルの弱さを
テクニック、ドリブル、パスワーク等で
全国優勝をなしとげた野洲高校と重ねてしまいます。
こちらを参照にして下さい。)


サッカーにはそれほど興味がないけど
サッカーゲームのウイイレはやっている知人に


やべっちFC見ました?
このまえのユーロで自分のベストゴールが
俊輔の選ぶベストゴールと一緒だったんですよ!」


ちょっとこのときのやべっちFCは録画できてなくて
見てなかったんですが


「どのゴール?」と聞くと


「スペインの左サイドからゴール前の走りこんだ人に
 短く早いパスで合わせたやつ」


どうやら準決勝のスペイン対ロシアの
シャビのゴールのことのようでした。


彼はユーロは毎朝のニュースの
スポーツコーナーで見ている程度
1試合通してみたことはないそうです。


スペイン対ロシアのハイライト動画を見てみて下さい
始めから動画タイムの01:14位までのところです
 



オシムジャパンに召集されてから
俊輔はしきりにメディア等で


個人で打開するより
チームみんなが連動して動いて
イメージを共有して崩したりするゴール

そんなようなことを言っています。


そんな俊輔が選んだこのゴール
SMのなかの


教科書はユーロだ


というコーナーでも
田村修一氏(フットボールアナリスト)も取り上げています。


スペインの攻撃の特徴は、
 人とボールが動き
 相手のディフェンスのブロックに
 綻びを生じさせるところにある
 

 ダビド・シルバとアンドレス・イニエスタは
 頻繁にポジションを変え、
 

 セカンドトップの
 ダビド・ビジャとボランチのシャビらが無駄なく、
 早くボールを回すそのスタイルは、
 

 イビチャ・オシム前日本代表監督が言う、
 美しいパス回しの『考えるサッカー』にほかならない。



とうことでこのゴール
ラモスがボールを持ったところから


図3
zu3.jpg


ラモスからセナに横パス
セナが横へドリブル
シルバは少し引いて
前線から引いて
ボールをもらいに来たシャビにセナがパス


この時点で赤丸のロシアも人数は揃っていますが・・・
ボールを受けたシャビ


なんでもないようなプレーですが
ボールを受けてトラップして反転するまでが
正確で速いですね


前を向いたシャビ、ドリブル開始です


図4
zu4.jpg
シャビがドリブルを開始すると
連動したようにイニエスタが前線へ


セスクが左前方にダイアゴナルラン


トーレスは様子を伺いながら右側に開いていき


そしてシャビは少し前へドリブルし
左前方のイニエスタにパス


左後方からは左サイドバックの
カプデビラがオーバーラップして来ています


図5
zu5].jpg
イニエスタがパスを受け少しドリブルをした状態


最近の日本代表なら
自陣からボールをポゼッションしながら
パスを回して


図5のイニエスタのところまで
ボールを運べると思います。


問題はここからです。
ここからが日本と世界の差がでます。


図6
zu6.jpg


イニエスタがボールをキープして
仕掛けようとしたとき
局面的にはほぼ1対2になっています


イニエスタは右にドリブルでかわすと
左サイドバックのカプデビラが
オーバーラップしてきます


イニエスタが右にドリブルすると
1人目のDFはイニエスタにはつかず
カプデビラをケアし
ここでイニエスタは
また1対1のようになるのがわかると思います。


そして、またDFを右にかわします
ここで後方からスルスルとゴール前に上がって来た
シャビにライナー性の浮玉のパス


シャビもこれをダイレクトで合わせシュート
GKもほぼ反応できずにゴールです


図5のような場面になったとき
日本で言ったら松井・大久保・香川あたりが
あそこでボールをキープしたとして


左サイドバックの長友・駒野あたりが
カプデビラのように
オーバーラップして来たり
これと同じような連動性はあると思います。


イニエスタもDF二人を


抜いた


わけではなく


かわした


だけ。


このくらいならできそうですが


そしてボランチに入る
遠藤・中村憲・長谷部あたりが
ゴール前に上がって来る


または、玉田、田中達也あたりが
一旦引いて、ボールに絡み
ゴール前に上がって来て


そこに松井あたりがラストパスを出してゴール!
なんて場面があってもいいようですが、実際は・・・


ボランチに入る選手
ぞくに3列目と言われる選手


また、一旦引いてボールに絡んだFWが
ゴール前に上がってくるイメージがあまりありません


あるんだろうけどあまりチャンスになっていないような
3列目以下の選手が上がってくれば
それだけ相手DFはつかまえにくいわけで


実際日本代表だと松井・大久保あたりがキープして
左サイドバックが上がってきて


それを囮にしてドリブルで中に行っても
中央で(ゴールからは遠い)
フリーになっているボランチに


横パスかバックパス


でまた組み立てなおし・・・


そんなとこでしょうか


このゴールを初めに見たとき
やはりすげーゴールだなと思いました。


スパサカでは加藤氏


「これシャビに合わせたんですか?
 外(ファーサイドで待っているフェルナンド・トーレス)
 に合わせたんじゃないですか?」



そんな感じで小倉氏に質問していましたが


このゴール中盤でビルドアップに参加したシャビが一旦消えて
ゴール前にスルスルと上がってくる


そこに比較的近距離でスピードのある
クロスというかラストパスを出したイエニスタのセンス


そのパスをダイレクトで正確にゴールの中に入れる
シャビの技術・・・


こうして動画であらためて見ると簡単そうですが
かなり高度なプレイの連続のようです。


日本代表でも
ありそうでない
僅かだけど、その僅かがなかなかうまらない
世界との差・・・


このゴールを最初に見たとき
マンガの「俺たちのフィールド」


この中で
ワールドカップに


「出場」


それが目的の
サッカー協会が普通に選んだ「正代表」と


ワールドカップを


「獲る」


そのために
代表のエースがJリーグの有望な若手を選んで
海外に武者修行に出た「影の代表」


ワールドカップアジア1次予選


2010年ワールドカップアジア予選で言ったら
アジア3次予選に


代表のエースが



「必要になるだろう」


ということで


「影の代表」の中から


主人公ともう一人を「正代表」に貸し出します。


そして紅白戦の時
ゴール前でスペースのない時


ゴール前にいる「正代表」のFWへ
近距離からライナー性どころか
シュート性のパスを「影の代表」の選手が出します。


「正代表」のFWはそんなパスをコントロールできず
逆に文句を言います。


取材していた報道陣も


「すげぇな今のパス」
「でも通らなければ意味無いよ」
「でも、今の場面あれしかチャンスにならなかったような」


そんな感じで賛否両論


普段からワールドカップを「獲る」ためのサッカー


そんなサッカー叩き込まれている
「影の代表」の選手にしてみれば
当然のプレーなのに・・・


まっさきにこのシーンを思い浮かべました


加藤氏


「シャビよりも遠くの選手に合わせたんじゃないんですか?」


小倉氏


「いいや、シャビに合わせたんです?!」


そう回答していました
それだけパスにしてはスピードが速いと


最近なにかで


日本のサッカーはパススピードが遅い


そういった記事を読みました。


アジアではもちろん
強豪国相手でも
中盤ではパスが回せ
ビルドアップもできるようになってきた日本代表
相対的にパススピードも上がっていると思っていたのですが


このパススピード


フィジカルの差があまり影響されないプレーの1つ


のようです。


・強く早く正確なパスを出す
・そのパスを正確にコントロールする
・攻撃の時間短縮に繋がる


フィジカルを補うため
組織的に戦う日本代表


パススピードを上げるということは


日本サッカー界全体で強化しなければならない課題の1つのようです


今回のサッカーマガジンのハイライトが


『パスは回れど、ゴ-ルは遠く!』


そんな岡田ジャパンに是非とも学んで欲しい国が


ロシア


ということです 。


まずは、グループリーグ第3戦の対スウェーデンのゴールの動画を
動画タイム01:19~02:03位のところです
 



図1
image rosia 1.jpg
イグナシェビッチがボールをキープしながら、
アニュコフにパスしたところです


図2
image rosia2.jpg
アニュコフがボールをキープしたところです


ここから
図3
image rosia3.jpg


・・・・・どうでしょうか?このゴール
ダイジェストで見た時は
普通にきれいなゴールだな
と思っていましたが。


このゴールが今回のサッカーマガジンで
一番詳しく説明されていました。


読めば読むほどいいゴールだなという思いと
読まなきゃ気付かなかった
自分のサッカーを観る目のなさを痛感しました。


今回のユーロでのロシアの活躍は素晴らしかったですが
一見しっかり守ってカウンターのように見えますが
しっかり引いた相手も崩していたようです。


・右の奥にスペースを作る
・密集を作る
・スペースへ走る
・縦パスが通る
・横パスが通る×2
・フリーの選手がシュートを打つ


「ロシアの選手がしたのは、これだけだ。
 フィジカルに頼ることもなければ、
 難しい技術も使っていない。
 1本の縦パスと2本の横パス。
 それを、『斜めに走る』2つの動きがリンクさせたのだ。」



ポイントは2つのダイアゴナルラン
これによってスウェーデンの守備陣のマーク
どんどんズレていきます。


オシム前監督


「クレバーに走るとは、先の展開を読んで走ることだ」
「コンビネーションによるトータルフットボールを目指している」



そして、このゴール・・・
マンガの「ファンタジスタ


日本ユースと対戦中の
イタリアユース


あいつならここへパスを出してくれる
あいつならここへ走ってくれる
ここへ走ればパスを出してくれる
そんな感じで


全員が信頼し合って
凄い連動性で
何本もパスが繋がって


まさに全員が1つになって、
イメージを共有してゴールする


という感動的で大好きなシーンがあるのですが


このロシアのゴールは
そのシーンを思い浮かべてしまいました。


「いつ(時間)、誰が(選手)、どこへ(場所)、どのように(方法)走るのか
 この点において今大会のロシアは傑出していた。
 個人能力で勝るオランダを負かした大きな理由がここにある。」



これは、ヒディンクマジックなのでしょうか!?
いやいやそんなことはない!


「フィジカルに頼ることもなければ、難しい技術も使っていない」


ならばフィジカルに劣る日本代表にだってできるはず
ってゆーか、やってもらわないと困る。


個人能力で勝る対戦国に日本代表が勝つためには
是非とも、今回のロシアの戦い方の
学ぶべき点は学んでもらいたいものです!


図1
日本代表よ ユーロに学べ その6 図1..jpg


スウェーデン戦でのロシアの2点目のゴールです。
動画タイム02:01~ラストまでのところです。
 



このゴールはSMの方ではふれてなかったのですが、素晴らしいゴールです。


・中盤で相手ボールをカットする
・前の選手に当てる
・後ろの選手に一旦落とす
・縦パスが入る
・横パスが入る
・ほぼフリーの選手がシュートを打つ


そして、シュートを打つまでの
上の全ての動作の後に
スペースへ走るをつけられると思います。


ボールに絡んでいる選手
その他の選手ほぼ全員。


パスを出した選手
ボールに絡んでいない選手
画面上のほぼ全員
スペースへ走りこんでいます。
見事なパス&ゴーで、見ていて気持ちいいです。


そして、見事なカウンターアタックであり、
SM風に書くと


「ロシアの選手がしたのは、これだけだ。
 フィジカルに頼ることもなければ、
 難しい技術も使っていない。
 1本の縦パスと1本の横パス。
 それを、『斜めに走る』2つの動きがリンクさせたのだ。」


図3のゴール同様
ダイヤゴナルランが交差しています。
横パスは1本ですが。


以前の記事


日本代表よ ニアゾーンを活用せよ


こちらの中の


・クロスゾーン
・ニアゾーン
・フィニッシュゾーン


これを2つのゴールの図と重ねて見ると・・・


青色の点線の四角・・・クロスゾーン
赤色の点線の四角・・・ニアゾーン
黄色の点線の四角・・・フィニッシュゾーンです。


図2
日本代表よ ユーロに学べ その6 図2..jpg


図3
日本代表よ ユーロに学べ その6 図3..jpg


図2は今回の図1のゴール
図3はその5の図3のゴールです。


どちらも、ニアゾーンを活用していて、
特に、図3の方は中西哲生氏の提唱する


クロスゾーンから
ニアゾーンへの横パス
攻撃のスイッチのパスです。


まさに、代表の理想の形の1つではないでしょうか。


総括


・人とボールが動く
・考えて走る
・接近・展開・連続
・イメージを共有して連動性を高める
・パススピードを上げる
・ニアゾーンを活用する
・エリア内にいる味方がフリーでシュートを打てる状態を作る


フィジカルで劣る日本が
「個」より
「組織」で戦う
そういう方向性もいいと思います。


ただ・・・


1998 FIFAワールドカップのアジア)最終予選の全試合のビデオを用意し
日本選手が相手選手と
1対1で対峙した回数とその勝敗を調べた。


サッカーの場合、
攻めているときであれば相手ディフェンダーとの、
守っているときであれば相手アタッカーとの
1対1が必ず存在する。


国際サッカー連盟が発表するデータによれば、
ワールドカップで優勝するチームは
例外なく1対1で勝った方の割合が
6割を超える高確率になっている。


日本はどうだったのか。
それを調べることによって、
敗北が不運によるものだったのか、
あるいは必然によるものだったのかを
いくらかは明らかにできそうな気がしたからである。


イラク戦(ドーハの悲劇)での日本は、
引き分けで終わったのが不思議なほど、
1対1で劣勢を強いられていたことがわかった。」
ヨハン・クライフ「美しく勝利せよ」の中の金子達仁氏の文より引用)

ヨハン・クライフ「美しく勝利せよ」


個の力が劣っているのなら
個の力をレベルアップさせることも重要です。


代表の試合でお気に入りのゴールがあります。
2002年日韓ワールドカップ稲本のゴールです。

 


なぜ好きかと言うと・・・
日本が1対1のドリブル
相手DFを抜いて決めたシュートだからです。
(こういうゴール、代表ではあまり記憶がありません。)


パス、パス、パス、パス・・・
代表は組織的に戦い、
こうなってしまうけど、


パス、パス、パス、ドリブルがもっとあって欲しいです。
1対1の勝負が見たい。
(リスクを冒してもいいところで)


ドリブルで抜けなくてもいいんです。
かわしてシュート・クロスでも・・・


そして、相手が1番怖いプレーは
凄いドリブル、クロス、スルーパスよりも
シュートです!!


ミドル、ロングシュートを打つべきです。
ボール1個分空いてればどんどんシュート!!



日本人はなぜシュートを打たないのか?


こんなタイトルの本が発売されるほど
世界に比べると日本はシュートを打たない。


オランダで成長した本田


キリンカップ2009のチリ戦でミドルシュートを打って
GKがこぼしたところを詰めた岡崎のゴール。


このゴールもお気に入りです。


以前、ナポリに所属していた頃の
マラドーナのビデオを観たのですが


誰かがシュートを打って
GKに防がれてこぼれたボールを
他の味方が詰めてのゴールが多いことに驚きました。


味方がシュートを打つと思ったら
ゴール前の他の選手は詰めていきます。
結構、泥臭いゴールが
あんな一流のチームでも多いことに。


組織的に守っても、シュートコースが空いて
シュートを打たれると嫌なものです。


攻めてる方はいいけど、
守っているほうはカバーに入ろうと
自陣ゴールに向かって行くと


GKが防いだり、ゴールポスト・バーに
当たって来たボールはクリアが難しいし
自分に当たってオウンゴールなんてこともあるし・・・。


シュートを打てる位置での
シュートフェイントも少ないような


ここで打たれたらマズイ
そう思ったら必死で相手DFは止めにかかるから
シュートフェイントはかかりやすい。


パスが回るようになった日本
そこに、これらのプレーをからめてもらって・・・


・・・
・・・


うまくまとまりませんでしたけど
とにかく頑張れ日本代表!!です。


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2009-07-19

日本代表よ “ニアゾーン”を活用せよ!!

図1
niazo-n01.jpg


中村俊

「高さと強さのある相手だと
単純なサイド攻撃の限界が見えてきていたので、
ニアの空いているゾーンを有効活用しようと思った。」



以前、俊輔が代表選後に言っていたことです。


そして、岡田監督が最近よく口にしている


ニアゾーン


図1の赤い四角で囲まれているところが“ニアゾーン”です
青い四角で囲まれているところが“クロスゾーン”
黄色い四角で囲まれているところが“フィニッシュゾーン”


そして、以前からこの


ニアゾーン


ここに、注目している中西哲生
ゲットスポーツにおいて


世界で勝てる1つの答え”として特集をやっていました。


南原氏 
「さあ、見事日本代表が、4大会連続
世界1番乗りでワールドカップ出場を決めました。」


栗山氏 
「よかったです。僕ねー・・・
強いじゃんって思わせてくれたんですけど。」


南原氏
「喜び方が前みたいに爆発的じゃなくて、
ホッとしたという喜び方をしていたので
れは意識が高まったという感じがしました。」


栗山氏 
「先を見据えてくれるというかね・・・」


南原氏 
「どうですか中西さん?」


中西氏 
「評価すべきところは
世界最速で決めたということでしょうね。
安定感が出てきましたし
アジアで勝つ方法としては
レベルが上がって来ていると思います。」


南原氏
「前に比べて、組織的な色が出てきたと思うんですけど」
これで、岡田監督も言っていたように
ワールドカップベスト4にチャレンジできます。
どうですか?」


中西氏
「今の状態じゃ、ベスト4の確率は5%位だと思います。」


2002年日韓ワールドカップ
ホームという絶対的有利な条件があったのと
1次リーグで日本がシードされました。
ホームのチームが早期に敗退しないように
配慮された結果ですけど
本来なら優勝候補の国が第1シードになるわけで・・・


2002年日韓ワールドカップを除いて
日本の対戦結果を見てみると


1998年フランスワールドカップ
1次リーグ
第1戦 日本0-1アルゼンチン
第2選 日本0-1クロアチア
第3戦 日本1-2ジャマイカ


2006年ドイツワールドカップ
1次リーグ
第1戦 日本1-3オーストラリア
第2戦 日本0-0クロアチア
第3戦 日本1-4ブラジル


6試合 3得点 11失点・・・
散々たる結果です。


ベスト4どころか
決勝トーナメントどころか・・・


中西氏 
「点を獲って、1勝すること。」


これが本当に現実的な目標なのかもしれません。


図2
niazo-n02.jpg


2009年6月6日
2010年南アフリカワールドカップ アジア最終予選
日本対ウズベキスタン
岡崎<のゴールです。
(動画タイム 00:54~)



定評のある


“岡崎の裏へ抜け出す動き”
中村憲のパス精度”


この2つが見事にかみ合い
フラットに並んだ相手DFが全員
自陣ゴールの方を向いてプレーさせられている
理想的な状態


中西氏
「これはアジアでは通用しますけど
世界相手に通用するかっていうと
おそらく通用しません。」


南原氏
「なんだって・・・」


中西氏
「世界は真ん中の守備っていうのは
とてつもなく固いわけですよ。」
      

南原氏
「どうすればいいんですか・・・」


そこで今回の“ニアゾーン”の話です
まずは図3のシーンを


図3
niazo-n03.jpg


(先ほどの動画の動画タイム 08:28~)


いいシーンです
ドリブル、ワンツーで駆け上がって
中村憲にグランダーのクロスを出した駒野
サイドアタッカーの良さが出ています。
遠藤・・・これは決めて欲しかった。
せめてゴールの枠内に・・・
ちょっと中村憲が遠藤に落したパスが弾んでますか・・・
グランドの状態がよくなかったせいでしょうか・・・


そして、中村憲がボールをもらった場所が
まさに“ニアゾーン”です。


中西氏
「世界ではクロスゾーンから
簡単にゴール前にクロスを入れちゃうんですよ。」


南原氏
「そうですよね。」


中西氏
「(それで)ゴールになるんですよ。」


南原氏
「(ゴール前に)背の高いFWとかがいたりして・・・」


中西氏
「そうです。でも日本は背が小さいわけですよ。
背が小さいチームがどうやって点を獲るかというと
やっぱ、足元にボールを収めたいわけですよ。」


単純なサイド攻撃が通用しない日本代表・・・


そこでニアゾーンにボールを入れて
そこから展開するということです。



中西氏
「なんでニアゾーンかというと
世界のチームはクロスゾーンにボールが入ると(次は)
フィニッシュゾーンにボールが入ってくるんですよ。
だからニアゾーンって、けっこう空いてるんですよね。」


南原氏&栗山氏
「ハァー・・・(なるほど)」


中西氏
ペナルティエリアの中って言うのは
日本人が日本人らしくプレーできる場所なんです。
ペナルティエリアの中は、ぶつかって倒れたらPKです。
(相手DFは不用意なファウルはできない)  
日本はフィジカルが弱いって言われてますよね。
フィジカルの弱さがペナルティエリアの中では
ストロングポイントに変わるんですよ!
ウイークポイントをストロングポイントに変えないと
日本は点を獲れないと思っているので
ペナルティエリアの中にボールを持って入ってしまえば
相手は怖くて触れないんですよ。



中西氏
「(日本がニアゾーンで)
シュートとラストパスという選択肢を持ちつつ
このポジション(ニアゾーン)に入ってきたら
もうこっちのものだと思ってプレーできるかどうか・・・」


南原氏
「ニアゾーンに入ってくるのは得意ですか日本は?」


中西氏
「意図的に入ってくることができるようになっています。
ただ、ここに入って来た時にあわててしまうんですよ!
早くシュートを打たなきゃ・・・」


南原氏
「相手も寄ってくるし・・・」


中西氏
「はい。(だけど)
寄ってこい、寄ってこい
体ぶつけられたらPKになる可能性がある
しかも、相手が寄って来たら他がフリーになる
ラストパスも出しやすい。
そういうメンタリティー、考え方さえ持てば
絶対、点を獲れると思うんですよ!!



南原氏
「これは面白いですね。」


栗山氏
「なるほどですね。」


中西氏
これが僕は1つの答えだと思っているんで。」       


栗山氏
「点、獲れそうな気がしてきましたもん。」


図4
niazo-n04.jpg


この試合もう1つニアゾーンを活用したのが
後半42分のシーンです。


遠藤から引いてボールをもらいに来た長友
長友は下がりながらドリブルして
引いてボールをもらいに来た矢野
矢野は、パスを出したあと
左サイドへ上がっていった遠藤へ


遠藤がパスを受けて中村俊、岡崎、本田の3人が
ゴール前へ上がって行ったので
ゴール前は相手DFが集中したけど
バイタルエリア辺りがガラ空きになり
遠藤はニアゾーンに入って来た中村俊へ
中村俊はバイタルエリアへ走りこんで来た
矢野へ落して矢野がシュート


ゴール前は相手DFが密集していたので
矢野のシュートは防がれてしまいましたが
これもニアゾーンを活用したシーンでした。


せっかくニアゾーンへパスが通っても
またパスっていうのが今の代表の嫌いなところです。


図5
niazo-n05.jpg


以前、少年サッカーのコーチを頼まれた知人に
どうやってコーチしたらいいか相談された時に
もし、管理人がコーチになったとしたら
真っ先にチーム戦術としてやってみたいのが
図5のような感じだと話したことがあります。


4-2-3-1が好きなんで
青の丸が管理人のチームで
下から上に攻めている状態で
水色の丸が相手DFです。


「3」の両サイド
図5の場合は右サイドの選手1がボールを持ったとき
このへんでボールもって、DF1と対峙したら
ドリブル勝負してもらって全然かまわないのですが


それとは別にチーム戦術としてやってみたいのが


ダイヤゴナルラン”と
斜めに入れる“くさびのパス”です。


右の
サイドバック>の選手3は
どんどん図のように選手1を追い越して
攻撃参加してもらって


右サイドの選手1がボールを持ったら
左サイドの選手2がダイヤゴナルランで
右サイドのニアゾーンに侵入
けっこうシンプルにニアゾーンに
斜めにくさびのパスを入れる。


相手がマンマークしてくるなら相手DFの陣形も崩れるし
ゾーンディフェンスでもマークの受け渡しで、少しズレを生じさせるイメージで。


いくらダイヤゴナルランで選手2が入ってきても
ここは相手DFの守備も固いです。


選手2は
ゴールに背を向けて
相手DFを背負って
プレーすることになるでしょう
けど、相手DFもファウルをしたらPKになってしまう


ここで個人技・ドリブルの出番です
ここでリスクを冒さなかったら
どこで冒すのといった感じで
どんどんドリブルで勝負させたい
そのための練習もいっぱいして。


ここでパスしていたら相手も怖くないだろうし
相手DFを背負って
選手2はゴールの方を向いていないから
いきなりハンデを背負っているけど
相手DFもファウルは冒せない・・・


図6
niazo-n06.jpg


そこで、図6のように選手2は
まずは左右どちらかにフェイントなど使って
ドリブルでターンして
シュートを狙ってもらいたい。
これは今の代表だと興梠が得意のような。


相手DFが1番怖いのはシュートだから
必死で防ぎにかかる
だからシュートフェイントは
1番ひっかかりやすい最高のフェイント



で、シュートがダメだったら・・・
次はラストパス
図7
niazo-n07.jpg


実際、中西氏の言う通り
ニアゾーンでボールをもらうと
そこに相手DFは集中して来ます。
そこへ味方選手にラストパス
そういうプレーをしていれば


図8
niazo-n08.jpg


図8のように
ニアゾーンに相手DFを集中させておいて
攻撃参加してた選手3にシンプルに返し
逆サイドにクロスなんてプレーも生きてくる。


今の代表だとニアゾーンに入っても
相手にパスしかないと思われていて
「うまい」とは思われても(パス回しが)
「怖い」とは思われていないような・・・


だからまず、ニアゾーンに入ったらドリブル勝負!!


これを両サイドでやりたい。


中西氏の言う、クロスゾーンからの横パス
ダイヤゴナルラン・斜めのくさびのパス等で
ニアゾーンへボールを運び
そこからドリブル勝負!!で
シュート


次にラストパス。


ラストパスなら
日本代表よ ユーロに学べ
ここでもふれた通り


「エリア内にいる味方が
 フリーでシュートを打てる状態」


この状態も作りやすいのではないでしょうか


ということで
日本代表よ ニアゾーンを活用せよ!!


そして、2010年南アフリカワールドカップベスト4!!・・・は無理だから
決勝トーナメント進出!・・・も厳しい
まずは、1勝です。

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2009-07-15

日本代表はどういうサッカーを目指すべきか その2

日本代表はどういうサッカーを目指したらいいか? 


「セクシーサッカー」


そのフレーズでお馴染みの
野洲高校のサッカーから考えてみました。

第84回全国高校サッカー選手権大会


この大会は、


野洲高校の大会


そう言っても過言でないと思います。


毎年決勝戦の日は休みをとって見るんですが
久しぶりに面白い試合でした。


大会前のテレビで野洲高校の山本監督のコメント


「高速ドリブルとダイレクトパス」
「セクシーサッカー」


そして


「高校サッカーを変えたい」


そんなような内容で


「なんて、偉そうなこといって」


みたいなこともつけくわえてましたが・・・


実際に試合を見たのは準決勝の多々良学園戦でした。


「高校サッカーを変えたい」


そう豪語している監督のいるチームが
どんなサッカーをするのか楽しみでした。


面白い!!
ボランチの二人のテクニックが凄くて、キープ力もある
二人とも違うチームならトップ下でもいいのでは
と思うくらい
DFもテクニックがある。


攻撃はドリブルを主体として
というかボールを持ったらまずドリブルしろって
チーム内に共通意識があるかのように
アイデア豊富でホントに見てて面白かった。


「1枚はがせ」


チーム内ではそういう共通意識があるみたいです。
ボールを持ったらまずドリブルで相手を抜いて
マークを1枚はがす。


リスクはあるけど1枚はがせばチャンスは広がる
そういうことらしいです。


おされぎみの多々良学園もカウンターで決定機を作り出す。
試合的にもホントに面白い試合だった。


高校サッカーで個人技主体で有名なのは
キングカズの母校でもある(中退してるけど)


静岡学園


チームとして勝つことよりも個人技を磨く
みたいなことを言ってて
確かに冬の高校サッカーに出てくると
試合内容は個人技を活かしたドリブル、ショートパス
見てて面白い試合をすると思います。


1976年第55回の全国高校選手権に初出場して
その個人技を活かした独特のスタイルは注目され
決勝戦まで勝ち進み
水沼貴史さん率いる浦和南高校に4-5で敗れている
(この頃はリアルタイムでは知らないけど)


1995年第74回大会で鹿児島実業と同時優勝した時とはよく覚えている。


静岡学園の凄いところは、
優勝できなくても、
県予選で負けて全国大会に出れなくても
卒業生の中から毎年数名Jリーガーを排出しているところだと思います。


全国大会の上位に勝ち残ったチームから
1人もJリーガー排出されないこともあるのに。


第84回高校サッカー選手権決勝戦


鹿児島実業vs野洲高校


“スピード・パワー・フィジカル重視の高校がここ数年結果を残している”


決勝戦でもそいうことを解説でも言っていました。


たとえば鹿児島実業や国見 組織的守備が伝統の市立船橋


“美しく勝利せよ”(ヨハン・クライフ )


見るものを魅了しながら勝利することは高校サッカーでは難しいのかな?
そーゆーサッカーといえばブラジル、バルセロナ


そんななかあれだけテクニック重視のサッカーで
結果を出した野洲高校のファンになりました。
なかでも左サイドだった2年生の3-5-2の左サイド
と言っても


「僕はクロスは上げません。」


なんてことを言っているようです
1日10時間位ドリブルの練習をしたこともあるとか。


決勝戦の野洲高校のゴール



yasukoukoukessyouten.mif


自陣ゴール前で相手のボールをインターセプト
ボールを受けた左センターバック田中
自陣左サイドのその田中から
右サイドへのロングサイドチェンジパス


なんであなたがそこへいるの?


ボールを受けたのは左サイドの乾!!
乾は中央へ当然ドリブル
そして相手DFをひきつけヒールキック
ヒールキックを感じとっていたとっぷ下の平原
平原がダイレクトで中川へスルーパス
そのスルーパスを受けた中川が
ダイレクトで中央の、今会途中出場でよく得点している
スーパーサブの瀧川への折り返し
瀧川がこれまたダイレクトで合わせゴール!!


高校サッカーの中でも歴史に残るゴールがまた1つ増えたな


そう思わせるゴールでした。


野洲高校
高校サッカーを変えたと思います。


決勝戦が終わると会社の後輩からメールが来ました。
久しぶりに面白い試合を見たと。


数日後 高校時代のサッカー部のキャプテンだった友人からも
電話が来ました
「野洲高校の試合のビデオ貸して」
その友人は普段あまり高校サッカー見ないけど
面白いサッカーと話題なっているから見たくなったらしい。


多々良学園戦
ヒールキックを多用する野洲高校を見て解説者のセルジオ越後氏が


「周りが感じ取ってる。」


そう言っていました。


ル・マン時代の松井がトリッキーなヒールパスをしたが
相手DFどころか見方もビックリ。


でそのまま相手GKまでゴロで転がってキャッチされた
そういうシーンがありましたが・・・


ファンタジスタはチームに二人いらない


そう言う人もいるけど
相手を欺くようなプレーをする選手がいようが
それを感じとる選手がいなくてはだめだし
いいパサーがいてもそのパスを受けるFWがいなくてはだめ
いいFWがいてもパスを出す選手がいなくてだめ


野洲高校の選手トリッキーなプレーするけど
それを周りがみんな感じとっている


で、本題ですが
仮に鹿児島実業をフィジカルが強くスピードパワー組織力を重視した
欧州の強豪国に仮想して
フィジカルの弱い野洲高校を日本代表に仮想したら・・・
どうでしょうか?


テクニック重視でフィジカルもあまり強くない
器用といわれている日本人に向いているような?


そして決勝戦の決勝ゴール


・連続したダイレクトパス
・大胆なポジショチェンジ
・ドリブル
・アイディアあふれるヒールキック


野洲高校も昔はあんなドリブルばっかのサッカーじゃ勝てるわけない
そいわれていたらしいです。


・フィジカル
・パワー
・スピード
・組織力


これらを重視したサッカーに


・テクニック
・ドリブル


これらを重視したサッカーでも勝つことができるんだなと。


横浜Fマリノスに進んだ乾
レギュラーはつかめていませんでしたが
テクニックはピカイチだったようです。
フィジカルは新入団選手の中でも最弱のようです。


あるサッカー番組で中澤選手の特集の時
マリノスのクラブハウスにきて
中澤が乾にリフティングをやらせていました。
ボール足で1回転させるやつ
右足左足と連続でやってました。
思わずスローにしたけどよくわからなかった。


乾がやっていたリフティングの動画



やべっちFC
ロナウジーニョ小野から出される
リフティングの宿題
そこに出しても最高難易度ではないかと思います。


今の日本代表に足りないもののひとつとして


ドリブラーの存在


そしてアタッキングサードで繰り返されるバックパス・・・


山本監督の特集の動画です。



横浜Fマリノスユースとの練習試合。
体格で劣る野洲はマリノスユースの激しい当りに
得意の個人技を生かす前につぶされています。


「日本のサッカーと一緒やっちゅーねん野洲高校というのはさ
 相手のほうがデカイねん マリノスの子のほうが おまえらよりみんな
 オランダ人に普通に日本人がやったて勝てへんのでしょうが
 それに対して技術や早さで対抗して野洲が勝つ
 って言っているのはどういうことなんね 
 かっこわるいでしょうが 普通にこかされて倒れてるだけなんて」



厳しいお言葉でした。
この言葉に日本代表の現状と
世界と戦うためにすべきことが凝縮されているような・・・。


・世界に勝つためにすべきこと
・日本スタイルの確立


高校現場でも考え続けてるということで
興味深い内容でした。





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2009-07-14

日本代表はどういうサッカーを目指すべきか その1

日本はどういうサッカーを目指したらいいのでしょうか?
難しいテーマです。
きっと日本代表がワールドカップで優勝するまで
答えはでないのではと思ってしまいます。


黒人→白人→黄色人
と、いくにつれて筋肉の質・バネは生まれつき劣っていくそうです 。
日本人は先天的にフィジカルの弱さという
ハンディを背負っているということらしいです。


日本人に合った、日本人にしかできないサッカー・・・


それだけにオシム監督


日本化


期待していました。


日本人の特徴ってなんでしょうか?


・体が小さい
・米などの炭水化物を多くとっていて低燃費で長距離に向いている
・器用


日本人選手が海外に出て行くようになりましたが
まだまだ本当の意味で助っ人として行っている人は少ないと思います。


しかも、活躍できたとしてもほとんどが中盤の選手が多くありませんか?


フィジカルのあまり強くない日本人は
まだ比較的本気で当ってこない
ボディコンタクトの激しくない


中盤


しかももともと器用といわれている日本人
テクニックなら世界にもひけをとっていないとか
特に最近の小学生なんてうまいです。
だから


中盤


ここで活躍しやすい。

 
中盤でしか活躍できないのでしょうか?


メキシコのサッカーを手本にしろ
そういう言葉を聞きます。
たしかに比較的に体も大きくなく
フィジカルも(世界のトップクラスから見て)
それほど強くないメキシコ。


2005年ジーコジャパンのとき
コンフェデレーションズカップで メキシコと対戦しました。


日本の先制点
小笠原からのスルーパスから加地クロス
それを合わせた柳沢
見事でした。


動画はこちら(動画タイム05:02~05:40)



しかしそれ以降はメキシコのテクニックを生かし
ショートパスを多用したサッカーに翻弄されて
1-2の逆転負け。


日本のやろうとしているサッカーをやられた


なんて意見もありました 。


2006年ワールドカップ決勝トーナメント1回戦
アルゼンチン対メキシコ戦
大会のベストの試合の1つだと思います 。
確かにメキシコは強いです 。

 


フィジカルを前面に押し出すようなサッカーではなく
テクニックとショートパスを多用していてつなぐサッカー
アルゼンチン相手でも互角に戦っていました
前回のU-17ワールドカップでも優勝してました 。


でも、そのメキシコもワールドカップでは最高でベスト8です


テレビ朝日のお正月の朝までサッカーについて討論する番組でも
メキシコのサッカーを見習ってはどうか
という話題になっていました
もちろん賛否両論あるところですが
セルジオ越後氏が


メキシコには世界的なFWが少ない


そう指摘していました 。


1998年ワールドカップフランス大会 
日本がはじめてワールドカップに出場した大会
初戦のアルゼンチン戦
結果は0-1の敗退


あの試合を見た方どう思われますか?


管理人は
優勝候補のアルゼンチン相手に0-1
よくやったと思います。

 

 
初出場で初戦でアルゼンチン
戦前から守備的に戦うことは予想されていましたが
というか守備的に戦わざるを得ないかな
でも、守備に追われる中、中田英寿を起点に何回か
チャンスも作っていました 。


ワールドカップ終了後
FWのが水をかけられる
そういう事件がありました。
3戦全敗という結果の戦犯にされてようですが
それだけカズからエースの座を奪った城に期待が大きかったと思います 。


日本がとった戦術
それはFWからプレスをかけて

守備的に戦うもので
FWの城・中山は前線から守備をして
時には中盤までさがって守備をしなければいけない状況でした 。


当時のキャプテンの井原
FWを責めるのはかわいそう
そういうコメントを残していました。


「バティは守備しません」


その試合得点をあげたアルゼンチンFWのバティストゥータ
そのバティに対する、ローマで一緒にプレーしいたころの
中田英寿のコメントです。
確かにバティ、得点シーン以外はほとんど消えていました。


同じFWでもチーム事情によって役割がぜんぜん違います。


前出の朝まで討論する番組で元女子日本代表の
大竹奈美さん
ある監督の時、(大竹さんはFWで)
前線からの守備も要求され
1トップで左右にも流れて・・・

 


そこで体力を消耗してしまって
最後のフィニッシュ(シュート)のときはパワーが残っていない
そんなようなことを言ったいました。


もし、日本が自分たちのサッカーをしていたら
0-2 0-3 
それ以上の大差で負けていたかもしれません。
得点することはできたかもしれませんが 。


前線から守備して守備的に戦う
あわよくばカウンターで得点
0-0の引き分けでもOK


そういう戦い方をした結果が
0-1の敗戦


トルシエジャパン時代
成績があまりよくなく解任論も出てきたころ
とあるサッカー関係者の記事を読みました。


フランスワールドカップで守備的に戦えば
ある程度できることはわかった。
トルシエにはそこから得点すること期待している。
そんなようなことでした


またフィジカルが弱く組織的に戦う日本
でも、


・サイドを突破してゴール前にクロスを上げるサイドプレーヤーがいない
・屈強な相手DFに競り勝ってフィニッシュを決めるFWがいない


そこは組織ではどうにもならない個人技で打開するところ


そのような記事も読んだことがあります
この場合の個人技はテクニックの他、フィジカル・スピード等も含みます。
その点がメキシコにも世界的なFWが少ない理由なのでしょうか ?


最近の日本代表の特徴の1つである
中盤でのテクニック
だから中盤のタレントをそろえた
ジーコジャパンには期待していたんですが・・・


オシム監督時代のジェフ
見てて楽しかったです。
少ないタッチで周囲が連動して動き
後ろからどんどんボールを持った選手を追い抜いて行く
でも、しっかり守備にも戻る。
相当な運動量です。


佐藤寿人


「ジェフとやっていると1人多いのかな?と思うことがある」


そんなコメントを残していました。


降格争いから優勝争いするようになって
オシム監督就任当初
休みもなく毎日がハードトレーニング
たしか当時キャプテンの中西
休みをくれみたいなことをオシムに言ったら


「休みから学ぶものはなにもない」


って拒否られたとか・・・


体が小さく炭水化物を多く取り低燃費で長距離に向いている日本人


オシムの走って勝つというサッカーは向いているのでは
そう思っていました。
もちろん考えて走るですけど 。


ジーコジャパンの
テクニックを生かしたポゼッションサッカー。


それが通用しなかったから
次は走って(考えて)勝つ 。
残念ながらオシム監督の病により
途中交代となrましたが。


そして岡田監督は・・・


日本はどういうサッカーを目指したらいいのでしょうか?







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